初めて買ったキャットタワー。
遊んでくれる飼い猫達の姿を思いながら、ちょっとワクワクしたのも束の間。
実際に使ってみると「えっ、こんなはずじゃ…」の連続。
猫は一切登らず、部屋の圧迫感だけが残り、ただの高い置き物に。
なぜだろうな…と考えてもわからないまま時は過ぎて、でも、気づいたんです。
キャットタワーは猫の性格や、設置場所、構造や安定性などをよく考えて選ぶべきだと。
そこでこの記事では、私や他の飼い主さんのリアルなキャットタワー失敗談ご紹介します。
この記事の主なポイント
- どうすれば後悔しない選び方ができるのか?
- どんなキャットタワーなら猫も満足してくれるのか?
これからキャットタワーを選ぶ方、買い直しを考えている方はぜひ最後までご覧ください。
失敗を避けて、猫との暮らしをもっと快適にするヒントが見つかるはずです。
キャットタワーの失敗例7選

キャットタワーは、決して安い買い物ではありません。
それだけに「失敗した…」となるとショックも大きいもの。
ここでは、実際によくある失敗例を7つ取り上げてます。
原因がわかれば対策をとりやすくなるので、参考までに一読ください。
猫がまったく使ってくれない
せっかく買ったのに、猫が興味すら示さない…これは最も多い失敗です。
本来気まぐれで自由な猫ちゃん。
理由として多いのは、猫が好む高さや素材でないことや、設置場所が気に入らないなど。
匂いが嫌いな場合もあります。
理由はさまざまですが、猫ちゃんの様子をしっかり見て設置したいですね。
対策
- よく過ごす場所に設置する(窓際や人のそばなど)
- 爪とぎ部分や素材にこだわる(麻紐・布地など猫の好みをリサーチ)
- おやつやおもちゃで誘導するなど、慣れさせる工夫も必要
サイズが大きすぎて部屋に圧迫感
ネット通販でありがちな理由が、思ってたよりでかいというケース。
届いてみると圧迫感がすごく、インテリアとも合わず後悔することに。
予定していた設置場所に置けない事もあるので、事前の調査は必須ですね。
対策
- 設置場所の広さを測ってからサイズを選ぶ
- コンパクト&縦長タイプや、壁掛けタイプを検討するのもおすすめ
組み立てが大変&不安定でグラグラする
見た目重視で選ぶと組み立てに時間がかかったり、完成しても揺れるなどのトラブルも。
グラつくタワーは猫にとっても危険で、結果的に使ってくれなくなることもあります。
高さがあると、揺れやすい傾向にあるので要注意です。
対策
- レビューで安定性や、組み立てやすさの評価をチェック
- 脚の面積が広く、土台がしっかりしたものを選ぶ
- 突っ張り式は安定感はいいですが、天井高に注意が必要
猫の年齢や運動量に合っていない
高い位置に登るのが楽しいキャットタワーですが、年齢や体格に合っていないと使いづらいです。
体が収まりきれずに態勢が無理やりだったり、怪我の原因にもなります。
対策
- 子猫やシニア猫には、段差がゆるやかで登りやすい構造がおすすめ
- 多段構造でもステップが近い設計を選ぶことで安心
デザインが部屋に合わずインテリアが台無し
可愛いと思って買ったけど部屋に置いたら浮いた、というのも意外と多い後悔ポイントです。
デザイン性が、思っていたより違う事があります。
猫ちゃんが喜ぶなら…と飼い主目線は置いておくのも一つですが、やはり合わせたいもの。
対策
- ナチュラルカラーや木製フレームなど、インテリアと馴染むデザインを選ぶ
- シンプル・ミニマルなデザインなら置き場所にも困りにくい
安さ重視で選んですぐ壊れた
予算を抑えようと格安タワーを選んだら、数ヶ月で壊れてしまった、というケースも。
特に複数の猫が使うと、耐久性の差が表れます。
爪とぎ部分は特に、すぐぼろぼろになりやすいですね。
対策
- 安すぎる製品は要注意(レビューに壊れやすいなどの記載がないか確認)
- 材質やネジの強度、接合部の安定性は購入前にチェック
複数猫に合わなかった(取り合い・ケンカ)
多頭飼い家庭でよくあるのがタワーの取り合い。
上段を奪い合ってケンカしたり、1匹しか使わなくて無駄に感じることも。
対策
- 階層が多く、寝床や隠れ家が複数ある構造を選ぶ
- 横幅があるタイプや2台設置も検討を(それぞれの猫が落ち着ける場所を確保)
キャットタワーで失敗しないための選び方のコツ

キャットタワー選びで後悔しないためには、猫目線と暮らし目線の両方が大切です。
ここでは、購入前にチェックしておきたい5つのポイントを紹介します。
猫の年齢・性格・好みに合わせる
猫にも個性があります。
活発な子、慎重な子、高いところが好きな子、怖がりな子…。
我が家の猫ちゃんはどんな性格か、考えると良いかもしれません。
チェックポイント
- 子猫・シニア猫→ 段差が低め・登りやすい構造
- 活発な猫→ 高さがあり上下運動できる多段タイプ
- 怖がりな猫→ 隠れ家付きや低めの安定タイプがいいです
ワンポイント
普段よく過ごしている場所や、好んで使う素材(布・麻・木)も参考に。
設置場所のスペース・高さを測る
サイズが合わなかったり、圧迫感がすごかったりの失敗は防ぎたい。
購入前にメジャーで設置場所をしっかり測ることも大切です。
チェックポイント
- 天井の高さ(突っ張り式の場合は特に重要)
- 横幅・奥行き(タワーがはみ出さないか)
- 窓際やエアコンの風が当たる場所は避ける
ワンポイント
人がよく通る動線をふさぐと、ストレスになるので注意。
安定感のある構造かどうか確認する
キャットタワーがグラつくと、猫が不安になり使ってくれないことも。
安全面からも土台の安定性は最重要です。
チェックポイント
- 台座が広くしっかりした作りか
- 支柱が太く揺れにくいか
- 壁や床に固定できるか(特に高めのタイプ)
ワンポイント
レビューでグラつくとか、倒れそうなどのコメントがないかチェック!
多頭飼いなら「複数スポット」があるか確認
1匹だけなら問題なくても、多頭飼いだと場所の取り合いになることも。
チェックポイント
- 寝床やくつろぎスペースが複数ある
- 横幅があるタイプや2台設置を検討
- ケンカしにくい構造(隠れられる・距離を保てる)
ワンポイント
猫同士の距離感を保てる設計が、ストレス軽減になります。
部屋の雰囲気や家具に合うデザインを選ぶ
意外と後悔しやすいのが、部屋の雰囲気に合わないという見た目の問題。
チェックポイント
- 木製やファブリック素材で統一感のあるもの
- シンプル&ナチュラルな色味(ベージュ・グレーなど)
- 折りたたみ式や壁掛け式など省スペース型も検討
ワンポイント
猫のためでも、人の暮らしに合うかも大事な視点。
選び直してよかった!おすすめのキャットタワー実例

「キャットタワーって、意外と猫の好みに左右される…」
初めてのキャットタワー選びで失敗した私が、選び直してよかったと感じた実例をご紹介します。
猫の性格に合ったタワーを選ぶことで、猫の満足度も、飼い主のストレスもぐっと軽減されました。
運動好きな子には「高くて安定感抜群タイプ」
運動量が多く、ジャンプ好きなうちの愛猫には、天井突っ張りタイプのハイタワーがぴったりでした。
安定感のある柱と広めのステップで、高い場所でも安心して遊んでくれています。
特に、上段にある見晴らし台がお気に入りで、日中はずっとそこでお昼寝。
以前の小さめタワーでは、あすぐに飽きてしまっていたのが嘘のようです。
おすすめポイント
- 天井突っ張りでぐらつかない
- ステップの幅が広く、ジャンプもしやすい
- 高さがあるので上下運動がしっかりできる
慎重派な子には「隠れ家付きミドルタワー」
怖がりで高い場所が苦手な猫には、程よい高さのミドルタイプで。
ボックス型のハウスが付いたものを選びました。
これが大正解!最初は警戒していたものの、隠れ家のような空間が安心するようです。
気がつけばそこでくつろぐ時間が増えていました。
上段に無理に登らせようとせず、猫のペースを大切にできたのもよかった点です。
おすすめポイント
- 隠れるスペースがあるので安心感がある
- 無理なく登れる段差設計
- インテリアになじむコンパクトデザイン
多頭飼いには「広々プレイゾーン付きタワー」
2匹の猫が取り合いにならないよう、広めのタワーを導入しました。
寝床が複数あり、それぞれのお気に入りスポットができたようで、ケンカが激減。
爪とぎポールも複数設置されているため、家具での爪とぎもなくなり、飼い主としても安心です。
おすすめポイント
- 多頭でもゆったり使える設計
- それぞれの猫が“専用スペース”を確保できる
- 遊び場、爪とぎ、昼寝スペースがすべて揃っている
まとめ|キャットタワー選びで失敗しないために

キャットタワーは、愛猫の健康やストレス解消にとって大切なアイテム。
でも、サイズ選び・安定感・素材・設置場所などを間違えると、失敗する事も。
全然使ってくれない、邪魔になった、すぐ壊れたなど、後悔することも多くあります。
今回紹介したよくある失敗7選や、選び方の5つのコツを参考に、
- 愛猫の性格や年齢に合っているか
- 家の広さやインテリアにマッチするか
- 安全面や使い勝手に問題はないか
この3点を意識して選ぶことで、猫にとっても人にとっても満足できるキャットタワーが見つかります。買ってよかった!と思えるような一台を、ぜひじっくり選んでみてくださいね。