もっと語彙力をつけたいと思って本を手に取ったけど、難しい言葉や専門用語ばかりで途中で挫折。
最後まで読めずに実践できなかった、そんな経験はありませんか?
語彙力を伸ばすには、まず読みやすいことが大切です。
わかりやすい文章ならスラスラ読み進められるし、新しい言葉も自然と頭に入ります。
今回は、初心者でも安心して読めるわかりやすい本だけを厳選しました。
日常会話や仕事で使える言葉が増えるのはもちろん、読書そのものがもっと楽しくなるはずです。
難しすぎないからこそ、続けられる。
そんな本との出会いを、ここから探してみませんか?
語彙力を伸ばせるわかりやすい本10選

語彙力を伸ばすと聞くと、分厚くて難しそうな本を想像しがちですが、実はそんなことはありません。
初心者こそ、まずはわかりやすくてスラスラ読める本から始めるのが近道です。
今回は、基礎の土台づくりから日常で使える語彙、そして楽しく読める作品まで、バランスよく10冊を厳選しました。
気づいたら使える言葉が増えている、そんな一冊を見つけてください。
基礎語彙を固める入門書ベスト3
語彙力の土台は、やっぱり基本の言葉から。
難しい単語を覚える前に、まずは知っているけど使いこなせていない言葉や、意味があいまいな言葉を整理しましょう。
入門書はシンプルな解説と豊富な例文がそろっていて、読めば読むほど語彙の基礎がしっかり固まります。
辞書のようにかたくなく、1日数ページずつでも続けやすいのもポイントです。
おすすめの本を厳選してみました。
『大人の語彙力ノート』(齋藤孝)
やさしい言葉で、社会人として知っておきたい言葉や言い回しを解説。
1ページ1テーマなので、隙間時間でも読み進められます。
例文が身近で、使う場面が想像しやすいのが魅力。
今まで何となく使ってたけどこういう意味だったんだ、と再発見できます。
『語彙力がないまま社会人になってしまった人へ』(山口謠司)
タイトル通り、基礎からやり直したい人向け。
漢字・熟語・言い回しなどをわかりやすくまとめ、失礼にならない使い方まで教えてくれます。
軽い口調で書かれているので、まるでやさしい先輩に教えてもらっているような感覚で読めます。
『じつは伝わっていない日本語大図鑑』(山口謠司)
この本は、普段何気なく使ってしまう言葉に改めて向き合えるきっかけになります。
特に、世代の違いで言葉がすれ違うコミュニケーションを、ユーモアを交えて見つめ直せる一冊です。語源や構造に深く切り込むというよりも、まず伝わらないかもしれないという認識を共有する。
啓発的な内容が豊富な本と言えます。
会話や日常で使える語彙が増える実用書ベスト3
せっかく覚えた言葉も、日常で使わなければ忘れてしまいます。
ここでは、普段の会話や仕事メール、SNSなどでそのまま使える語彙が身につく本を紹介します。
具体的なシチュエーション別の例文や、言い換えパターンが豊富な本は、実践力を鍛えるのに最適。
読んだその日から使える表現が増えるので、語彙がぐっと身近に感じられます。
『使い方のわかる類語例解辞典』
辞書の堅さはなく、言い換えの例文が豊富。
例えば「楽しい」を「愉快」「心地よい」など、ニュアンス別に紹介してくれるので、表現力が一気に広がります。
日常会話や文章で、同じ言葉ばかり使ってしまう人におすすめです。
『大人の言い換え力』
同じ意味でも印象が変わる言葉の選び方を、シーン別に解説。
ビジネスメールからカジュアルな会話まで幅広く対応できます。
すぐに使える実例が多いので、次からこれ使ってみようと思える内容ばかり。
『ことば選び実用辞典』
一つの単語から連想できる豊富な言葉を一覧で紹介。
短い文章と一緒に載っているので、覚えやすく実用的です。
言葉をストックする感覚で読めるので、忙しいビジネスマンにも負担なく続けられます。
楽しく読めて語彙も学べるエッセイ&読み物ベスト4
勉強っぽい本は苦手、という人には、エッセイや小説などの読み物がおすすめです。
物語や筆者の体験談の中に出てくる言葉は、文脈と一緒に覚えられるので記憶に残りやすいです。
面白いエピソードを楽しみながら語彙に出会えるから、いつの間にか言葉が増えていたという発見も。気軽に読書を楽しみたい初心者にぴったりです。
『小さな習慣』(スティーヴン・ガイズ)
自己啓発書ですが、シンプルで読みやすい文章の中に、生きた語彙がたくさん。
英語翻訳本ならではの表現も学べ、日本語の幅も広がります。
1日1回腕立て伏せなどの軽い話題から入れるので、読書初心者でも安心。
『日々是好日』(森下典子)
茶道エッセイですが、四季や日常の描写が美しく、自然な日本語の使い方が学べます。
場面描写から情景を思い浮かべることで、言葉のニュアンス理解が深まります。
読みやすく、語彙の感性が磨かれる一冊。
『ツバキ文具店』(小川糸)
鎌倉を舞台に、手紙文化を通して人との交流を描いた小説。
作中の手紙文から、丁寧で柔らかい日本語が学べます。
日常で使える表現が多く、温かい気持ちになれるのも魅力です。
『ツレがうつになりまして。』(細川貂々)
漫画エッセイ形式で、著者の夫がうつ病になった日々を描いた作品。
セリフやナレーションがやさしい日本語で書かれています。
感情や状況を表す言葉の使い方が、わかりやすく自然と身についてきます。
重いテーマをユーモアを交えて描いているので、最後まで気負わずに読めるのも魅力です。
語彙力を伸ばせるわかりやすい本を選ぶべき理由

語彙力を伸ばそうと意気込んで、いきなり難しい本に挑戦しても途中で意味が分からなくなったり、読み進めるのが苦痛になったり。
そんな状態では、せっかくのやる気も続きません。
語彙力を身につけるなら、まずはわかりやすくて読みやすい本から始めるのが正解。
肩の力を抜いて楽しめる本なら、自然と新しい言葉も吸収できます。
ここでは、その理由を3つのポイントでお伝えします。
難しすぎる本は挫折の原因になる
難しい言葉や専門用語が多い本は、理解するのに時間がかかり、読書そのものがストレスになります。初心者のうちは、理解できないページが続くと自分には無理かも、と感じてしまいがち。
結果として、本を閉じてしまうことになります。
まずは自分のレベルに合った本を選び、最後まで読めたという成功体験を積むことが大切です。
やさしい文章は語彙が自然と身につく
わかりやすい文章は、意味を考える負担が少ない分、ストーリーや内容に集中できます。
すると、出てくる言葉の意味や使い方もスムーズに理解でき、自然と語彙が増えていきます。
特に日常会話に近い文章や、例え話の多い文章は、記憶に残りやすく実生活で使いやすい語彙が身につきます。
続けられることが最優先
語彙力は、一度に大量の単語を覚えるよりも、毎日少しずつ続けるほうが確実に伸びます。
そのためには、内容が面白く、気軽に読み進められる本を選ぶことが何より重要です。
たとえ1日5分でも、今日はここまで読もうと思える本なら、無理なく続けられ、結果的に大きな語彙力アップにつながります。
語彙力を伸ばせるわかりやすい本の選び方

語彙力を伸ばしたいと思っても、どんな本を選べばいいのか迷ってしまいますよね。
大切なのは、まず続けられる一冊を見つけることです。
ここでは、語彙力アップのために押さえておきたい本選びのポイントを4つ紹介します。
身近なテーマや日常会話に近い内容を選ぶ
興味のあるテーマや、日常でよく使う場面が題材になっている本は、言葉がスッと頭に入ります。
例えば、仕事・趣味・料理・旅行など、自分の生活に近い話題だと、覚えた語彙をすぐに使う機会があるので定着しやすいです。
逆に興味のないジャンルや専門分野の本は、内容も語彙も理解しづらく、モチベーションが下がりやすいので注意しましょう。
イラストや図解が豊富で理解しやすい本を選ぶ
文字だけがぎっしり詰まった本は、ハードルが高く感じられます。
そこで、イラストや図解がある本を選ぶと、視覚的に理解しやすく、読み進める負担が軽くなります。絵や図と一緒に覚えた言葉は記憶にも残りやすく、後から思い出せるのも大きなメリットです。
一章が短く、スキマ時間でも読みやすい構成を選ぶ
1章や1テーマが短くまとまっている本は、ちょっとした空き時間でも読みやすく、毎日の習慣にしやすいです。
まとまった時間が取れない人でも、1日5分の読書から始められます。
今日はここまで読もうと区切りやすい構成は、継続のコツです。
著者の説明が丁寧で具体例が多い本を選ぶ
大事なのは、言葉の内容がわかりやすく説明されているかです。
抽象的な説明ばかりではなく、具体的な場面や会話の中でどう使うかが書かれている本は、理解も早く実用性も高いです。
著者が教育や解説に慣れている人だと、文章も親切で読みやすい傾向があります。
まとめ|わかりやすい本で楽しく語彙力アップを

語彙力を伸ばすことは、会話や文章を豊かにし、自分の思いや考えを的確に伝える力につながります。背伸びして難しい本に挑むよりも、わかりやすく読みやすい本から始めるのが成功の近道です。
今回紹介した本は、日常会話やビジネスで役立つ語彙を、楽しみながら身につけられるものばかり。
基礎を固める入門書、実用的に使える言葉を学べる本、そして物語やエッセイから自然に語彙が増える読み物。
どれも続けやすく、挫折しにくい内容になっています。
大切なのは、一度にたくさん覚えようとせず、日々少しずつ本と向き合うこと。
興味のあるテーマや、読みやすい構成の本を選べば、自然と語彙が増え、自信を持って言葉を使えるようになります。
今日からあなたも、自分にぴったりの一冊を見つけて、楽しく語彙力アップを始めてみましょう。