Kindleで読書中に「この内容、メモしておきたい!」と思ったことはありませんか?
Kindleにはメモ機能があるものの、「手書きで書きたい」となると、機種によっては対応していない場合もあります。
そこで本記事では、「Kindleで手書きメモを取りたい人」に向けて、おすすめのアプリや、手書き対応端末について、読書中に効率よくメモを取れる方法をわかりやすく解説いたします。
Kindleでの読書体験を、より深く・便利にするヒントをお届けします。
Kindleで手書きメモができるアプリはある?

Kindle本そのものに手書きすることはできませんが、PDFに変換して手書き対応アプリで使うという方法があります。
これらのアプリでは、PDF上に自由に手書きメモができるため、Kindle本の内容をPDF化すれば、間接的に“手書き読書”が可能になります。
※ただし、Kindle本のPDF化は著作権に注意し、個人の学習・メモ利用にとどめましょう。
【iPad+GoodNotes・Notability】
iPadユーザーであれば、Kindleアプリで本を読みながら、「GoodNotes」や「Notability」などのノートアプリで手書きメモを取るのがおすすめです。
Split View(画面分割)を使えば、読書とメモを同時進行できます。
【Androidタブレット+Samsung Notesなど】
Androidタブレットを使っている場合は、「Samsung Notes」や「OneNote」などが使いやすい手書きアプリです。
Kindleアプリで読書しつつ、別アプリでメモをとるスタイルが実現できます。
【紙ノート+スマホ撮影でデジタル化】
アナログ派の方には、読書中に紙のノートに手書きし、後でスマホで撮影して「Google Keep」や「Evernote」で管理する方法もおすすめです。
手軽にデジタル化でき、検索も可能になります。
Kindleのハイライト+あとから手書き写し
Kindleのハイライト機能で気になった箇所を保存しておき、あとでそれを見返しながら手書きノートにまとめる方法もあります。
読書中は集中でき、記憶にも残りやすいスタイルです。
このように、Scribeでなくても読書×手書きメモを両立させる方法は複数あります。
用途やデバイスに合わせて、あなたに合ったスタイルを選ぶのがポイントです。
【おすすめ】kindleと併用アプリ5選

Kindleと併用で利用できて、使い勝手を高めるには、手書き対応のノートアプリもおすすめです。
以下は、特に人気の高い5つの手書きノートアプリを厳選してご紹介します。
GoodNotes(グッドノーツ)
直感的な操作性と豊富なテンプレートで大人気のノートアプリ。
紙に書くようなスムーズなペン操作ができ、ノートの整理もタグやフォルダで簡単。
PDFの読み込み・注釈機能も充実しており、Kindle ScribeでエクスポートしたPDFへの追記にもぴったりです。
特徴:テンプレート多数/フォルダ整理/PDF注釈対応
対応OS:iOS、iPadOS、Mac
Notability(ノータビリティ)
音声録音と手書きメモが同期するユニークな機能を搭載。
授業や会議中の音声を記録しながら、リアルタイムで手書きメモが取れます。
あとで再生すると、その瞬間に書いたメモと一緒に確認できるのが魅力。
特徴:音声録音/同期メモ/PDFへの手書き対応
対応OS:iOS、iPadOS、Mac
Microsoft OneNote(ワンノート)
Microsoftの無料ノートアプリで、Office製品との連携が抜群。
OutlookやWordとスムーズに情報を連携できるため、ビジネスパーソンにおすすめ。
手書き・キーボード入力の両方に対応し、自由度の高いノート作成が可能です。
特徴:完全無料/Office連携/マルチデバイス対応
対応OS:iOS、Android、Windows、Mac、Web
Nebo(ネボ)
手書き文字を自動でテキストに変換する精度が非常に高く、検索性やデジタル活用に強みを持つアプリ。ノートの整理だけでなく、アイデアを素早くテキスト化したい人にもおすすめ。複雑な図や数式の認識にも対応しています。
特徴:高精度の文字認識/図や数式もOK/PDFエクスポート
対応OS:iOS、Android、Windows
Noteshelf(ノートシェルフ)
手帳・プランナー用途としても人気のノートアプリ。カスタマイズ性が高く、イラストや図解を含んだメモ作りが得意。
Apple Pencilとの相性もよく、視覚的な表現が得意な方に特におすすめです。
特徴:カスタマイズ豊富/イラスト向き/PDF注釈
対応OS:iOS、Android
このように、使い方や目的に合わせてノートアプリを選ぶことで、Kindle Scribeの手書きメモ体験をさらに広げることが可能です。
手書きメモに対応している唯一のKindle端末は?

現在、Kindleシリーズの中で手書きメモに対応している唯一の端末が「Kindle Scribe」です。
Kindle Scribeは、10.2インチの大型ディスプレイを搭載した電子ペーパー端末。
ペンが同梱されており、以下のような手書き機能を利用できます。
書籍に直接メモを手書きで追加
Kindle Scribeでは、読書中に手書きでメモを追加することが可能です。
ただし、実際にはページに直接書き込むわけではなく、特定の箇所に「手書きメモ付箋」を挿入する形式になります。
- 文章を長押しすると、ハイライトやメモのオプションに加えて「手書きメモ」が表示される
- 選択した場所に付箋アイコンが表示され、それをタップすると手書きでメモが書ける
- 図やアイデア、気づきを自由にペンで描けるので、アイデアスケッチや感情の表現にも最適
- 後からそのメモを一覧表示できるため、読書ノートとしても活用しやすい
使い方
- メモを残したい箇所を長押しし、「手書きメモ」を選択
- 付箋が表示され、そこにペンで自由に書き込み
- 付箋アイコンをタップすると、いつでも手書きメモを確認できる
活用例
- ビジネス書や自己啓発本の重要なポイントにメモを追加し、あとから振り返り
- 小説の心に残るシーンに自分の感想を残しておく
- 調べたい単語や疑問点を手書きでメモしておき、後でじっくり確認
テキスト入力に縛られない自由なメモスタイルが、思考の深まりを後押しします。
PDFやWordに注釈を書き込む
Kindle Scribeは、PDFやMicrosoft Wordのファイルに手書きで注釈を加える機能も搭載しています。
これはビジネスユーザーや学生にとって、非常に便利なポイントです。
- KindleライブラリにPDFまたはWordファイルをアップロードすると、Scribe上で開ける
- そのままページ上に自由に手書きでメモ・マークアップが可能
- 会議資料にメモを書き込んだり、課題にコメントを加えたりと、実用的な用途が多い
- 手書きの注釈は元のファイルに保存でき、後でPCなどで再確認も可能
- Wordファイルは、Microsoft 365アカウントを通じてクラウド連携することで対応可能
Kindle Scribeは単なる読書端末にとどまらず、書き込み可能なドキュメントビューアとしての活用も可能です。
活用例
- 読書ノートとして、要点や感想をまとめておく
- アイデアやタスク管理用に箇条書きリストやマインドマップを作成
- 会議の議事録や勉強のまとめなど、紙ノート感覚で自由に書き込める
- 年間目標や読書記録の一覧も簡単に管理
作成したノートはPDFにエクスポートできるので、他デバイスでの共有や保存も可能です。
併用アプリの選び方5つのポイント

Kindle ScribeやPDF読書をもっと便利にするには、自分に合った手書きノートアプリを選ぶことが大切です。
以下の5つの視点を基準に比較すると、あなたに最適なアプリが見えてきます。
使用目的に合っているか?
授業のノート取り、ビジネスの議事録、日記やアイデア帳など、使い道に応じて最適なアプリは変わります。
- 【学習・授業】なら:NeboやNotabilityの文字変換・録音機能が便利
- 【仕事・書類管理】なら:OneNoteやPDF対応アプリが◎
- 【趣味や日記】なら:Noteshelfのカスタマイズ性が活きる
PDFとの連携や注釈機能があるか?
Kindleで読むPDFに書き込みたい場合は、注釈(アノテーション)や手書き対応があるかをチェックしましょう。
GoodNotesやNoteshelfはこの点で優秀です。
デバイス間の同期やバックアップがスムーズか?
スマホ・タブレット・PCなど、複数端末で使うならクラウド同期(iCloud、OneDrive、Google Drive)があると安心。
Microsoft OneNoteは無料でマルチデバイス対応なので初心者にも使いやすいです。
手書き文字の認識・変換精度
書いた手書き文字をテキストに変換したい人には、文字認識精度の高いNeboがおすすめ。
検索もしやすくなり、後からの整理が圧倒的にラクになります。
操作性や見やすさ、テンプレートの豊富さ
直感的な操作やインターフェース、用途に応じたテンプレートの多さも選び方の大きなポイントです。
GoodNotesやNoteshelfは、カレンダー・日誌・TODOなどのテンプレートが豊富なので、初めてでもすぐ使いこなせます。
Kindleには、電子書籍に対して簡単にメモを残す機能が搭載されています。主な機能は以下の3つです。
ハイライト:気になる文章にマーカーを引ける機能
ハイライトは、読んでいる文章の一部を指でなぞるだけで色をつけて目立たせる機能です。
- 重要な言葉や心に残った一文を見返すための「マーカー」代わり
- 色を変えることで、分類も可能(例:黄色=名言、青=調べること、など)
- 後でハイライトだけを一覧で確認できるので、復習にも便利
例:「このセリフ、刺さった!」と思ったら、その一文をなぞってハイライトに。
あとから見返すと読書の感動がよみがえります。
メモ:ハイライトにコメントをつける
メモ機能は、ハイライトした部分に自分のコメントを書き残す機能です。
- 「なぜこの文章が印象に残ったのか」「自分はどう思ったのか」を記録できる
- 勉強や自己啓発系の本では、要点整理や考察にとても便利
- 手書き対応端末(Kindle Scribeなど)では、手書きでのメモ付箋も追加可能!
例:「この考え方、仕事で使えそう」など、気づきをすぐ記録できるので記憶にも定着しやすくなります。
ブックマーク:ページそのものにしおりを挟む
ブックマークは、紙のしおりのように「あとで見返したいページ」を保存しておく機能です。
- ページ右上をタップするだけで簡単に設定できる
- ハイライトのように一文だけでなく、「ページ全体」を保存したいときに便利
- 読書中断したページにブックマークしておけば、すぐに再開できる
旅行ガイド本やレシピ本など、何度も開きたいページに使うのがおすすめです。
よくある質問(FAQ)

Kindleでメモができないときの対処法は?
アプリや端末のバージョンが古い場合、メモ機能が正常に使えないことがあります。
まずは最新バージョンに更新しましょう。
それでも改善しない場合は、再インストールや端末の再起動を試してください。
Kindleのメモはどこに保存される?
Kindleで作成したハイライトやメモは、Amazonアカウントに紐づけられた「メモとハイライト」ページに保存されます。
Webブラウザからアクセスして確認や編集も可能です。
手書きメモとテキストメモ、どっちが便利?
目的によって異なります。
素早く検索・共有したいならテキストメモ、考えを整理したり、図を描いたりするには手書きメモが効果的です。
両方を上手に使い分けるのが理想です。
【まとめ】Kindleで手書きメモを取るには

Kindleでメモを取りたい場合、まずは基本のハイライト・テキストメモ機能を知ることが大切です。
もし手書きで記録したいなら、「Kindle Scribe」のような対応端末や、Goodnotesなどの外部アプリを活用すると便利です。
自分の読書スタイルや目的に合った方法を選べば、メモを取ることが読書の理解や記憶の助けになります。
この記事を参考に、ぜひあなたにぴったりのメモ術を見つけてみてください。