本屋に行くと、読む本がまだ残っているのについ新しい一冊を買ってしまう。
気になる本を見つけると、今読んでいる本より先に手を伸ばしたくなる。
そんな経験はありませんか?
読みたい気持ちはあるのに、気づけば本棚には読んでいない本がずらり。
そろそろ読まなければと思いながらも、本屋やネットで面白そうな本を見つけると、また一冊増えてしまいます。
でも、こうした行動は本好きには意外とよくあること。
積読には、思わず「わかる!」と言いたくなる共通点がたくさんあります。
この記事では、本好きなら共感したくなる積読あるある12選を紹介しながら、なぜ積読が増えてしまうのか、その心理や気楽に付き合うためのヒントも紹介します。
積読あるある12選|本好きなら思わず共感すること

積読が増えていく過程には、本好きだからこその行動がたくさんあります。
読む時間が足りないとわかっていても本を買ったり、次に読む一冊を決めたはずなのに別の本に目移りしたり。
自分ではまたやってしまったと思うことも、実は多くの本好きに共通するものかもしれません。
ここからは、そんな積読あるあるを12個紹介します。
いくつ当てはまるか数えながら、本好きならではの行動を楽しんでみてください。
読み終わっていない本があるのに新しい本を買ってしまう
本棚にはまだ読んでいない本があり、今読んでいる一冊も途中。
それなのに本屋で気になる本を見つけると、つい買ってしまうのは積読の代表的なあるあるです。
まずは家にある本を読んでからと思っていても、好きな作家の新刊や気になるタイトルを見つけると、その決意は簡単に揺らいでしまいます。
本は読み終わったら次を買うという順番どおりにはいかないものです。
今買わなくても困らないとわかっていても、あとで読みたい、忘れないうちに買っておこうとレジへ向かってしまいます。
一冊読み終える前に一冊増える。
この繰り返しによって、気づけば本棚の未読本が少しずつ増えていきます。
SNSや書評で紹介された本がすぐ欲しくなる
何気なくSNSを見ていると、今年読んでよかった本、一気に読んでしまった小説といった投稿が目に入ることがあります。
それまで知らなかった本なのに、紹介文を読んでいるうちに急に欲しくなるのも本好きにはよくあることです。
特に、自分と読書の好みが似ている人のおすすめには弱いもの。
この人が面白いと言うなら読んでみたいと検索し、そのまま購入してしまうこともあります。
SNSだけでなく、新聞や雑誌の書評、読書ブログなど、本を知るきっかけは身の回りにたくさんあります。
一冊を読んでいる間にも次々と気になる本の情報が入ってくるため、積読が増える入口は本屋だけではなくなっています。
読みたい本が増えるスピードに読むスピードが追いつかない
一冊の本を読み終えるには数時間、長編なら数日かかることもあります。
一方で、読みたい本を見つけるのはほんの数分です。
本屋を歩けば気になるタイトルが見つかり、SNSを開けばおすすめの本が次々と流れてきます。
さらに、好きな作家の新刊が発売されたり、友人から面白い本を教えてもらったりすることもあるでしょう。
一冊を読み終えるまでに二冊、三冊と候補が増えていけば、なかなか追いつきません。
今月は積読を減らそうと思って何冊か読んだのに、月末には冊数がほとんど変わっていないことも。
読むのが遅いというより、それ以上の速さで読みたい本が増えていくのも、本好きならではのあるあるです。
買っただけで少し満足してそのまま本棚へ置いてしまう
ずっと気になっていた本をようやく購入すると、それだけで少し満足してしまうことがあります。
買う前は早く読みたいと思っていたのに、家へ持ち帰って本棚に置いた途端、なぜか読むのを急がなくなってしまいます。
手元になかったときは気になって仕方がなかった本も、一度自分のものになればいつでも読める一冊に変わります。
そして読む前に別の本が気になり始めれば、そのまま何週間、何か月と本棚に置かれることも珍しくありません。
久しぶりに見つけて、そういえばこれを読みたかったんだと思い出すこともあります。
買いたいタイミングと読みたいタイミングが必ずしも一致しないことも、積読が生まれるきっかけのひとつです。
「次はこれ」と決めたのに違う本を読み始める
今読んでいる本が終わったら、次はこれを読もう。
そう決めて目立つ場所に置いていたはずなのに、いざ次の一冊を選ぶと別の本を手に取っていることがあります。
読む順番を決めたときと、実際に読み始めるときでは気分が変わっていることも多いものです。
長編小説を読むつもりだったけれど、今日は疲れているから短いエッセイがいい。
実用書を読む予定だったけれど、今は物語に入り込みたい。
そんな理由で予定は簡単に変わります。
その結果、次に読むはずだった本は再び本棚へ戻されます。
積読が増えるほど選択肢も多くなるため、自分で決めた読む順番がなかなか予定どおりに進まないのも本好きあるあるです。
本屋で買った本より返却期限のある図書館の本を先に読む
自分で買った本には読む期限がありませんが、図書館で借りた本には返却日があります。
そのため、積読を読もうと思っていても、期限のある図書館の本をつい優先してしまいます。
特に予約していた人気の本は、読みたいタイミングとは関係なく順番が回ってきます。
この積読を読み終えてから、と考えていた予定もそこで変更。
ようやく借りた本を読み終えて返却に行ったら、今度は棚で気になる本を見つけてまた借りてしまうこともあります。
こうして図書館の本は何冊も読んでいるのに、自分で買った本にはなかなか順番が回ってきません。
いつでも読めるという期限のなさが、かえって積読を後回しにしてしまうことがあります。
読みかけの本がいつの間にか何冊も増えている
一冊を最後まで読んでから次へ進むとは限りません。
小説を途中まで読んでいたけれど別の本が気になり、今度はエッセイを読み始める。
さらに実用書を少しだけ読むなど、気づけばしおりの挟まった本が何冊も並んでいることがあります。
どれも読むのをやめたつもりはなく、また続きを読もうと思っているのがポイントです。
しかし時間が空きすぎると、どこまで読んだのか、前にどんな内容だったのかを忘れてしまうこともあります。
少し前まで戻って読み直し、それでも思い出せず再び本棚へ。
積読というと未読本を思い浮かべますが、こうした読みかけのまま待っている本が増えていくのも、本好きにはありがちな光景です。
セールやポイント還元があると予定外の本まで買ってしまう
電子書籍のセールやポイント還元を見つけると、買う予定がなかった本まで気になってしまいます。
以前から読みたかった一冊なら、どうせいつか買うなら今のほうがお得と購入する理由も見つけやすくなります。
さらに対象作品を眺めていると、これも気になっていた、この作家も読んでみたいと候補が増え、一冊だけの予定が二冊、三冊になることもあります。
期間限定と書かれていると、あとで考えるより今買っておこうという気持ちになりやすいものです。
ただし、本を安く買えても読む時間まで増えるわけではありません。
お得に手に入れた本がそのまま積読になるのも、ネットで本を買う時代ならではのあるあるです。
Kindleのライブラリに未読本がどんどん埋もれていく
紙の本なら本棚に並んでいるので未読本が目に入りますが、Kindleなどの電子書籍は端末の中にあります。
そのため、新しい本を追加するたびに以前購入した本がライブラリの奥へ埋もれ、存在そのものを忘れてしまうことがあります。
久しぶりに一覧を見返して、こんな本も持っていたんだと驚くこともあるでしょう。
購入したときには読みたかったはずなのに、次の一冊を買ううちに意識から外れてしまった本です。
さらに電子書籍は部屋の場所を取らないため、何冊増えても積読の量を実感しにくいところがあります。
紙の本はそれほど多くなくても、電子書籍まで確認すると未読本がたくさんある。
見えない積読も現代の本好きならではです。
積読を整理するはずが途中で本を読み始めてしまう
増えてきた積読を整理しようと、本棚から本を取り出す。
これから読む本と手放す本に分けるつもりだったのに、一冊のページを開いたところで作業が止まってしまうことがあります。
どんな内容だったか少し確認するだけのつもりが、気づけば数ページ。
さらに先が気になって、その場に座って読み始めてしまうこともあります。
その間、取り出した本は床や机の上に置かれたままです。
本棚を片づけるはずだったのに、始める前より本が散らかってしまったということも。
本を整理していると、買った当時には読まなかった一冊が急に気になることがあります。
片づけより読書が優先されてしまうのも、本好きらしい積読あるあるです。
「いつか読む」と思うと何年たっても手放せない
長い間読んでいない本を整理するとき、これはもう手放してもいいかなと考えることがあります。
ところが実際に手に取ると、いつか読むかもしれないと思い直し、再び本棚へ戻してしまいます。
今はそれほど興味がなくても、数年後には読みたくなるかもしれない。
絶版になったら手に入らなくなるかもしれない。
そんなことを考え始めると、なかなか決断できません。
特に、自分が読みたいと思って選んだ本は、まだ一度も読んでいないからこそ手放しにくいことがあります。
本棚を整理して積読を減らすつもりだったのに、結局ほとんど元の場所へ。
いつか読むのいつかが決められないことも、積読が残り続ける理由です。
たくさん本があるのに次に読む一冊が決められない
読む本がないわけではありません。
むしろ本棚には、まだ読んでいない本がたくさんあります。
それなのに、次はどれを読もうと迷ってしまうことがあります。
小説にするかエッセイにするか。
じっくり長編を読むか、短時間で読める本にするか。
その日の気分や時間によって読みたいものが変わるため、候補が多いほど一冊に絞れなくなります。
とりあえず一冊を手に取って数ページ読んでみたものの、今日はこれじゃないと元に戻すこともあるでしょう。
読むものがないのではなく、今読みたい一冊が決まらない。
選べる本がたくさんある積読だからこそ起こる、少し不思議で本好きらしいあるあるです。
本好きほど積読が増える理由

積読が増えるのは、本が好きだからこそ、気になる一冊を見つけると手元に置いておきたくなったり、次々と読みたい本が見つかったりすることもあります。
こんなに本があるのに、なぜまた買ってしまうのだろうと自分でも不思議に思うことがあるかもしれません。
ここからは、あるあるとして紹介した行動から少し離れて、本好きほど積読が増えやすい理由やその心理を見ていきましょう。
本を読むことだけでなく選ぶことも楽しいから
本好きにとって、本屋の棚を眺めながら気になるタイトルを探したり、表紙やあらすじを見てどんな内容だろうと想像したりする時間も、本に触れる楽しみのひとつです。
目的の本を探している途中で、思いがけない一冊に出会うこともあります。
好きな作家の新刊を見つけたり、普段は読まないジャンルに興味を持ったりすれば、読みたい本はさらに増えていきます。
そのため、家に読む本が十分にあっても、新しい本を探すことはやめられません。
読むことと本を選ぶことには、それぞれ違った面白さがあります。
積読が増える背景には、読書そのものだけでなく、本を探して選ぶ時間まで好きという本好きならではの心理があります。
読みたいと思った瞬間に手元に置いておきたいから
気になる本を見つけると、いつか読もうと覚えておくだけではなく、その場で手元に置いておきたくなることがあります。
今すぐ読む予定がなくても、読みたいと思った気持ちが強いうちに確保しておきたいのです。
あとで買えばいいと思っても、タイトルを忘れてしまうかもしれません。
本屋で偶然出会った本なら、次に行ったときには置いていないこともあります。
そう考えると、今のうちに買っておこうとなりやすくなります。
つまり、本を買うのは今すぐ読むためだけではなく、そのとき芽生えた興味を逃さないために、一冊を手元に残しているとも考えられます。
読むタイミングより買うタイミングのほうが早くなるため、自然とこれから読む本が増えていくのです。
本を買うことで新しい世界に触れた気持ちになるから
知らない分野の本や初めて読む作家の作品を手にすると、まだ読んでいなくても、これまでとは違う世界への入口を見つけたような感覚になることがあります。
旅行の本なら行ってみたい場所が増え、料理の本なら作ってみたいものが見つかる。
小説なら、これからどんな物語や登場人物に出会えるのだろうと想像できます。
本を選ぶことは、自分の興味がどこへ向いているのかを知るきっかけにもなります。
そのため、実際に読み始めるのが先になったとしても、気になる本を手元に置いておきたくなるのです。
積読として並んでいる本の中には、今の自分が知りたいことだけでなく、これからやってみたいことや興味を持った世界が詰まっている場合もあります。
読める時間より読みたい本のほうが多いから
どれだけ本が好きでも、一日に読書へ使える時間には限りがあります。
仕事や家事、外出など日々の予定があれば、毎日まとまった読書時間を確保できるとは限りません。
一冊を読み終えるまでに何日もかかることもあります。
一方で、読みたい本との出会いは待ってくれません。
新刊は次々と発売され、昔から気になっている名作もあります。
好きな作家を見つければ、その人の過去の作品まで読みたくなることもあるでしょう。
その結果、実際に読める冊数より、読みたい本の数のほうが多くなります。
何冊読んでも、それ以上に読みたい本が見つかる。
その積み重ねによって、未読本が増えていくのです。
積読を増やしすぎず楽しむための付き合い方

読みたい本が次々と見つかるのは、本好きならではのことです。
ただ、あまりにも積読が増えてくると、読みたい本を探しにくくなったり、何から読めばよいのか迷ったりすることもあります。
積読をすべてなくそうとするのではなく、自分が心地よく読書を続けられる量や持ち方を考えてみるのもひとつの方法です。
ここからは、積読を無理に減らすことを目的にせず、増えすぎないようにしながら本と付き合っていくための工夫を紹介します。
今いちばん読みたい本から手に取る
積読が増えてくると、買った順番や長く置いている本から読まなければと考えがちです。
しかし、過去に読みたかった本と、今読みたい本が同じとは限りません。
興味や気分は、そのときの生活や関心によって変わります。
本棚を眺めて今日はこれが読みたいと感じた一冊があれば、購入した時期に関係なく手に取ってみましょう。
今の自分に合っている本なら、自然とページも進みやすくなります。
積読を減らすことだけを目標にすると、読書そのものが作業になってしまうことがあります。
何冊残っているかより、今どの本を読みたいかを基準にすることで、積読があっても自分のペースで読書を続けやすくなります。
読む順番を厳密に決めすぎない
積読を効率よく読もうとして、買った順番に読む、一冊読み終えるまで次へ進まないとルールを決めたくなることがあります。
しかし、読む本を厳密に決めすぎると、その日の気分に合わない本まで読み続けることになりかねません。
時間に余裕がある日は長編小説、疲れている日は短いエッセイなど、状況によって読みやすい本は変わります。
途中で別の本を読みたくなったら、一度置いておいてもかまいません。
積読は読むべき順番を待つ列ではなく、選択肢のひとつとして考えてみましょう。
決めた順番を守ることより、そのとき読みやすい一冊を選ぶほうが、無理なく本を読み続けることにつながります。
ときどき積読を整理して今も読みたいか確認する
本を買ったときには強く興味を持っていても、時間が経つと気持ちが変わることがあります。
積読が増えてきたら、ときどき本棚から取り出して、今もこの本を読みたいだろうかと確認してみましょう。
タイトルを見ても内容を思い出せない本や、以前ほど興味を感じなくなった本が見つかるかもしれません。
反対に、買ったことを忘れていたのに、改めて見ると今すぐ読みたくなる一冊が見つかることもあります。
整理する目的は、自分が今どんな本に興味を持っているのかを知る機会にもなります。
定期的に見直せば、読みたい本が埋もれてしまうことも防ぎやすくなります。
読まなくなった本は手放すことも考える
積読を見直していると、いつか読むかもしれないと何年も残している本が見つかることがあります。
もちろん、無理に処分する必要はありません。
ただ、今後も読む場面が思い浮かばない本なら、手放すことを選択肢に入れてもよいでしょう。
興味が変わったり、必要だった情報が古くなったりするのは自然なことです。
一度読みたいと思って買ったからといって、必ず最後まで読む必要があるわけではありません。
古本店へ売る、誰かに譲るなど、本を次の人へ渡す方法もあります。
本棚に余裕ができれば、今読みたい本も見つけやすくなります。
積読をすべて残すのではなく、ときどき入れ替えることも本との付き合い方のひとつです。
まとめ|積読あるあるは本好きだからこそ共感できる

読み終わっていない本があるのに新しい本を買ったり、次に読む本を決めたはずなのに別の一冊を手に取ったり。
積読には、本好きならわかると思える行動がたくさんあります。
積読が増えるのは読みたい本との出会いが多く、読む時間より興味が広がるスピードのほうが速ければ、自然と未読本は増えていきます。
だからといって、すべての積読を急いで読み終える必要はありません。
ときどき本棚を見直しながら、そのときいちばん読みたい一冊を選んでみましょう。
何冊読んだか、何冊残っているかにとらわれすぎず、本を選ぶ時間も含めて自分のペースで付き合っていく。
そんな読書のそばに、少しくらい積読があってもいいのかもしれません。

